 
    
    ヒプノセラピーセッション3回目の方です。
    
    中世ヨーロッパ。薄ピンク色のドレスを着た女の子。髪にはかわいいリボン。栗色の髪の毛。目もぱっちりしている。
    
    ピアノ発表会に行くとき、お母さんに連れられていくところ(このお母さんは現在のお母さんと同じ方の様です)。
    
    その女の子は、お母さんを怖いと感じている。
    発表会に出る事も嬉しくない。
    なぜなら、お母さんはとてもきびしくて、ミスすると怒られるし、周りの人より上手くひきなさいという。
    
    女の子は、ピアノが好きで、音を聞いて綺麗だと感じて、自由にひきたいと思っているのに。
    お母さんが他の子と比べるのも、間違えたらダメだった言われるのも嫌だと感じてます。
    
    女の子はお母さんはほかの人に見せびらかしたいだけ。
    
    女の子はお母さんに自分の気持ちを伝えます。
    
    「私は見世物じゃない。お母さんのために生きてるの?私が楽しくなくていいの?」
    
    お母さんはこたえます
    「あなたの気持ちがわからない。ピアノが好きでやりたいことをしているからいいと思ってた。不満があるの?
    あなたが好きなことやらせてあげているのに」
    
    ・・・女の子はお母さんの言い方が怖いと感じ萎縮してしまいました。
    
    お母さんはそれを知ると、
    「え?私怖い??おこってないのに」
    
    女の子
    「もう少し優しく喋ってほしい。私が話すのを待っててほしい。お母さんのペースでできない」
    
    お母さん
    「申し訳ないけど、わからない。怖いって言われてもわからない。話を聞いてほしいと言われても、待っているのもめんどくさい」
    
    お母さんが女の子を理解できないこう思ってい背景にはお母さんが育った背景がありました・・・
    
    お母さんの幼い頃の記憶に移動します。
    ここから、中世のお母さんから、今のお母さんの意識に自然に変わりました。
    
    
    とても厳しく育てられたお母さん。お母さんのお母さん(以後おばあさんと呼びます)は、完璧にしないと認めてくれない人。
    だからお母さんは認めてもらうために、いつも周りの人の意思で動いていた。自分のことについて、気持ちについて、深く考えたこともなかった。
    私が周りの意思で動くことで幸せになっているから、それでいいと思っていた。
    
    そこで、お母さんの子供の頃の本当の想いを聞いてみると・・・
    
    もっと、自由にさせて欲しかった・・・
    だけど、そんなことは感じちゃいけないと思っていた。
    
    
    女の子は、それを聞いて、お母さんは、やりたいことやりたいって言えなかったからお母さんが怒るんだって分かった。
    
    お母さんにもう一度聞いてみます。
    
    「楽しくひくだけではダメなの?  完璧じゃなきゃダメなの?」
    
    それを聞いているうちに、お母さんの気持ちも少し変化してきます。
    
    私自身が縛られていたのかな?と。
    
    でも、女の子の成長が心配。
    子供が、ピアノを習って、ルールを学び、将来に生かしてほしいと感じてる。
    
    それを、女の子はお母さんの想いを受け取りながら、それでも自分の想いを伝えました。
    
    お母さんのいうように、勉強しながらでも、自由にやりたいようにやって行きたい、とつたえます。
    
    すると、お母さんはまた気づきます。
    
    自分が枠に囚われていたのかと・・・。
    
    そして、女の子は「自由にしていけばいい」と、伝えます。
    
    でも、おかあさん自身は、我慢ばかりしてきた人生でしたが、物質的には恵まれてきていました。
    
    「私自身、自由がよくわからない」
    
    と感じています。
    
    女の子のように、自分の幸せを深く考えたことは無い。
    お父さんと結婚して世間にも認められて、不自由ないことも、お母さんにとって、幸せに繋がっているから。
    お母さんにとっては、人に認められて、社会的立場があることが大切。
    
    女の子はいいます。
    「自分が自由なのは縛られないこと。
    一番大切なのは、自分が心から望むことをすること。
    心の声を聞いて1番大切なこと意識して向けていくこと。
    物質的なものがなくても、そうすれば幸せを感じることが出来る。」
    
    お母さんはそれを聞いて答えます。
    「私は物質的に満たされていて、精神的に満たされていない。でも、それでいい。
    自分でやりたいことをやるということか分からないから。」
    
    ・・・幼い頃の、お母さんの記憶に行きます。
    
    3歳位のおかあさん。三輪車をこいでますが、おばあちゃんが、「帰るよ」といい、もっと遊びたいけど、それを言うと不機嫌になるから我慢して帰りますを
    
    おかあさんは、おばあちゃんが、表面的にいいお母さんを演じているように感じてます。
    もう少しおばあちゃんに、素直に気持ちを出してほしいと思っています。そしたら、ぶつかることもできるのに。
    本当はおばあちゃん、思った通りにならなかったりするとイライラしてる。でもそれを見せないようにしてる。思っていることも表にだしてはいけない、そんな時代で育ったおばあちゃんだから、
    嬉しいことも感情も出さない。
    
    そんなおばあちゃん自身も、幼い頃から、言いたい事言えなかった。
    
    おばあちゃんの中で、閉塞感を感じていた。
    
    感情を認めてもらえないと感じ、そして、おばあちゃんは感じることを辞めて、自分をいい人だと、思われるように、演じ始めたようです。
    
    それをしり、お母さんは、おばあちゃんに対して、求めても「仕方ないわ」と感じます。おばあちゃんを、理解した上で、お母さんは自分でガス抜きをしていこうと、感じます。
    
    
    そして、ここでお母さんは女の子へメッセージをつたえます。
    
    「思う方へ進んで。ズレていても悪く思わないから。
    私が縛り付けようと誤解している。
    私は私。作り上げてきたものを大切にしている。我慢してきたことにより、築き上げてきたものがあり、自由ばかりにしていたら、今の幸せはなかった。
    幸せのあり方は、子供と私と一致しない。
    それでいい。
    幸せは人それぞれ。やりたいことだけやって行けばいい。我慢も時には必要。
    あなたは、進みたいことに進めばいい。
    私は足枷になるつもりもない。
    私は私で家族と子供がとても、大切と感じている。
    あなたなりに受け止めてくれれば良い。
    自分の事だけ考えて生きて行けばいいよ。
    私はあなたのこと理解出来なくておしつけたりしてごめんね。あなたを傷つけたかもしれない。本当にごめんね。」
    
    クライアント様はここでお腹が痛くなりました。
    
    どんどん痛い場所を外に出して行きます。
    
    その痛みから感じるメッセージは、
    
    「信じられる。相手を信じる」
    「自分を信じて」
    
    もう、お母さんはクライアント様を受け止める準備が出来ていると、感じられていました。
    
    そしてその後女の子はお母さんに伝えます
    
    「お母さん、今まで誤解してごめんね。私がしゃべれなくてごめんね。もう、これからしゃべれるようになる。お互いに喋って幸せになる。これからは、信頼関係を大切にしてくれればいいんだね」
    
    「お母さんは小さい頃私のこと嫌だった?」
    お母さんはいいます。
    「自分の産んだ大事な子だから、大切だと思っていた。大切に思っているから心配になったり、みんなみたいにできるか心配だった。色んな気持ち生まれても、表現方法上手じゃなくて、気持ちも処理できなかった。申し訳なかった」
    
    女の子は感じます
    「自分が不器用でお母さんの悪い面がでてしまい申し訳なかった。でも、お母さんも私も、出来なかったことは仕方ないと思う」
    
    
    さいごに、神様からメッセージがありました。
    
    今のままでいい。ただ流れに乗っていけばいい。
    
    お母さんと2人で楽しくご飯を作っているイメージが見えます。
    お父さんも安心している様子が見えます。
    
    
    とても穏やかな気持ちでいるクライアント様がいました。
    
    
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アンケート
    
    1.今回のヒプノセラピーのセッションを受けてみて、気づいたことやわかったことなどございましたら教えてください。
    お母さんの愛
    どんなに私のことを心から愛してくれていたのか、伝わってきた。お母さんなりの苦しみもあったと思うと、感謝の気持ちしかない。
    
    2.今回のヒプノセラピーを受けて、一番印象に残っていることは何ですか?
    一番解決したかった、家族との関係がテーマのセッションとなったこと。自分の心の奥で、自分にとって大切なものはちゃんとわかってるのだと思った。
    あと、お腹が痛くなったり、もやもやをいっぱい出したのも印象的だった。
    
    
    3.ヒプノセラピーを受けて数日たちましたが、以前と比べて何か変化や気づきなどありましたら教えてください。
    これまでは、お母さんとスーパーの買い物にいくと、なぜかイライラする気持ちが沸き上がってきて、理由がわからなくてつらかった。
    でも、セッション後に一緒にスーパーに行ったら、すごく楽しくて、イヤなものが出てこなくて、ビックリしたのと嬉しかった。
    
    4.  3回のセッションを受けた今、セッションを受ける前と比べてご自身で変わったと思う所などありましたら教えてください
    自分との向き合い方がわかった。だから、どんなに辛いことがあっても、乗り越えていける自信がついた。いろんな感情を素直に認めて感じられるようになった。
    だから、きっとこれから幸せになっていけるという漠然とした自信があります。
    
    5、セラピストmikaへ一言お願いします
    セッションの中でどんな姿をみせても動じない。だから、安心して自分を出せるし、委ねられる。素晴らしいセラピストさんだと思います。
    
    ~この他いただいた感想です~
    セッションの次の日の、土日は部屋の片付けをして、古い服とか、要らなくなったものをお母さんと二人で片付けました。
    一緒にお買い物にも行って、新しい服買ってもらいました。
    凄く深いセッションで、大切な言葉がいっぱいありました。
    3回セッションを申し込んだ最初の目的が、家族との関係を良くしたいことでした。大切な夢に繋がる趣味のこと、家族に話してなかったけど、話せるようになりたいと思ってました。
    最後のセッションは本当に一番大切な所にたどり着くんだと思うと、感動的で泣けてきました。 
    送って頂いた今回のセッションレポートを読んで、mikaさんに出会えて良かったと心からそう思いました。本当にありがとうございます。
    最後のセッションで気がついたのは、お母さんが私を愛してくれた、心からの愛でした。お母さんなりに、辛い思いをいっぱいしながら、苦しみながら心から愛してくれたんだってわかりました。すごく尊いものをもらってました。だから、私にとっても、愛がとっても大切ということがわかりました。
    
    











    

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